BETSはまだ創設して間もないクラブですが、それぞれ別のクラブ、競技、専門領域で豊富な指導歴を持つコーチが集い、日本バスケを世田谷から変えていくことを志しています。
育成を目的にしているため、1学年あたりの選手数を絞り、試合経験によって課題を発見し、それを日々のトレーニングで克服するサイクルを生み出しやすい環境にしています。
また、バスケットボールはあくまで5人の競技です。日本のU15年代の試合を見ると、ディフェンスでは組織的な動きがよく鍛えられているチームが多いといえます。
かたやオフェンスはというと、エースハンドラーが長い時間ボールを持ったオンボールピック中心の攻撃、「速いバスケ」の名のもとに過度なペースアップで得点効率が逆に落ちている攻撃など、カテゴリ全体として進歩の余地があると感じます。
将来高いレベルでプレーする際、"履修漏れ"によって選手が壁にぶつかることがないよう、「5人のバスケ」を基礎から伝えていることがこのクラブの特色です。
活動は現状、週5〜6回で、練習は1回あたり90〜120分です。
塾など、他の習い事を掛け持ちしている選手もおり、すべての活動に参加することは必須ではありません(週末は試合になることも多いため、当クラブでの活動を優先している選手が大多数です)。
フィットネス/ストレングストレーニング:週3回(一部、通常練習と時間分配)
スキルトレーニング:週1回
通常練習:週4回(一部、フィットネスと時間分配)
Day Off:週1回
BETSでは将来性ある選手を1人でも多く育成するために、心・技・体、そして知という4つのクライテリアを設定し、指導を行っています。
人間はコンピュータとは違い、良くも悪くもプログラム通りに学習・進歩するわけではありません。クラブでの活動を通して、自分をコントロールし、望む方向へ自律的に成長していくためのマインドセットを養います。
また昨今、Bクラブユースや町クラブが急増したデメリットとして「〇〇に行けばうまくなれる」という考えも多くのユース選手に見られます。BETSでは、自ら道を切り拓き、チームを勝利に導く選手になるための指導を大切にしています。
バスケはコンタクトスポーツであり、「強さ」「高さ」「速さ」が技術を凌駕することがしばしばあります。一方で、それらをうまくコントロールできずに怪我で若くして選手生命が絶たれるケースもあります。
日本ではまだ身長や体格は先天的なものという考えが根強いですが、有資格者による週3回のトレーニングも含めて、科学的な目線から、選手が長い目線で活躍できるような体作りを重視します。
スマホで世界中のバスケ動画が見られるようになったことで、日本のユース選手の技術は格段に進歩したことは、誰の目を見ても明らかです。しかし、練習で行う「テクニック」と、ゲームで活きる「スキル」は別物です。
BETSでは、海外遠征・視察を含めて世界のバスケを知るコーチ陣が、ゲームから逆算した個々のスキル指導に加えて、日本では指導が薄いとされているオフェンス戦術面での指導にも時間をかけ、トップカテゴリまで通用するバスケIQや状況判断能力を養います。